サイボウズ『チームのことだけ、考えた。』を読む −100人100通りの働き方の裏側−

100人100通りの働き方 青野慶久『チームのことだけ、考えた。サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか』 気になるタイトルである。 そして中を読むと言葉と施策に一貫性がある。これは続きを読む “サイボウズ『チームのことだけ、考えた。』を読む −100人100通りの働き方の裏側−”

本の読み方 -本を読まない人からの不思議な質問に答える-

本の読み方 本を読まない人からの不思議な質問 本を読んでいると、質問されることがある。 「どうしてそんなに沢山の本を読めるんですか?」 「どうやって読む本を選んだら良いんですか?何の本を読むべきか、わからないんですよ」 続きを読む “本の読み方 -本を読まない人からの不思議な質問に答える-”

青山拓央『時間と自由意志』を読む

自由意志について論じた哲学書 自由とは何か こういう白くてシンプルで硬い本が好きだ。『時間と自由意志:自由は存在するか』は以前ご紹介した『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』の青山拓央が「自由意志」について論じた哲学書である続きを読む “青山拓央『時間と自由意志』を読む”

森博嗣『「やりがいのある仕事」という幻想』を読む

身も蓋もない仕事論 悩めるのは豊かな証拠 前回、『自由をつくる自在に生きる』を読むでも登場いただいた森博嗣は元大学准教授である。そのため学生や卒業生から仕事についての悩みをよく相談をされたのだそうだ。 この『「やりがいの続きを読む “森博嗣『「やりがいのある仕事」という幻想』を読む”

森博嗣『自由をつくる自在に生きる』を読む

君が決めるんだ 自由の獲得こそ人生の目的 森博嗣はコンクリートの研究者で『すべてがFになる 』でデビューしたミステリ作家でもある。速筆、多作であっという間に人気作家になり、今は隠居して鉄道模型を作っている。 その文章から続きを読む “森博嗣『自由をつくる自在に生きる』を読む”

山田ズーニー『おとなの小論文教室。』を読む

表現する自由 伝えると伝わるの違い ほぼ日で毎週水曜日に連載している山田ズーニー『おとなの小論文教室。』は、考えること、表現することを教えてくれる。 ズーニーさんは元々ベネッセで小論文の通信教育教材を企画編集していた方で続きを読む “山田ズーニー『おとなの小論文教室。』を読む”

これからの仕事のやりがいは「本質」「没頭」「卓越」

これから先の「仕事のやりがい」 積極的な満足は仕事自体から生まれるが、日本では仕事のやりがいが低下し続けている。では、これからの「仕事のやりがい」はどう考えていけば良いのか。 今回も小野泉・古野庸一『「いい会社」とは何か続きを読む “これからの仕事のやりがいは「本質」「没頭」「卓越」”

組織における目標とは「自分がやりたいこと」でも「与えられたノルマ」でもなく「握手する」もの

目標管理とは何か 前回は 、相対評価では「きみは彼より上で、彼女より下」としか伝わらず、自分の課題がわからないため、行うべきは絶対評価だと述べた。今回は、その絶対評価の代表的な方法である目標管理について考えたい。 目標管続きを読む “組織における目標とは「自分がやりたいこと」でも「与えられたノルマ」でもなく「握手する」もの”

『尾崎豊』という存在

同世代には影響を受けた方も多いと思うが、私は特にそうだ。40歳を過ぎた今でも「17歳の地図」や「15の夜」を熱唱したりする。もう娘が15歳なのだが。 私が神妙な顔つきで黙りこんでいるときは、だいたい心の中の尾崎がシャウト続きを読む “『尾崎豊』という存在”

目的を持った人が、自らの意志で登りたくなる階段が、等級の理想形

等級まとめ このテーマ2.等級の最後にまとめとして私見を述べたい。数十社の等級制度をコンサルタントとして組み立て、そして数社の人事として運用してきたが、4つのことが言えると思う。   1.多くの日本企業は「過去の宿題」に続きを読む “目的を持った人が、自らの意志で登りたくなる階段が、等級の理想形”